The Sun Don't Lie

ザ・キング・イズ・ゴーン

ザ・キング・イズ・ゴーン

Miles DavisDavid Sanbornなど多くの一流ミュージシャンとも共演し、
ベーシストとしてだけではなくプロデューサーとしても天才ぶりを発揮したMarcus Miller、1993年発表の作品。
彼はこの作品以前にも幾つかリーダーアルバムをリリースしていましたが、
「マーカスのベースが聴きたい!」というファンの要望に答えることができたのはこの作品が最初なのではないでしょうか?
「ザ キング イズ ゴーン」という邦題の通り、マイルスへのトリビュート作品でもあり、
3曲目の「Rampage」では一部のみ生前のマイルスが演奏した音源を使用しています。
勿論、後にこの作品より洗練された完成度の高いアルバムも多く世に出していますが、
聴いたときの衝撃やエネルギッシュさは間違いなく「The Sun Don't Lie」が一番でしょう。
数多くの名盤がリリースされた中、この作品をマーカスの最高傑作だと確信するファンが多いのも頷ける内容です。